落書き


2022年12月25日
大部分を削除した。

*********************

滴る汗
草を引く 指先は 痛む

ふと 見上げると
そこには 抜けるような青空と 白い夏雲
自然薯の葉を通り抜けた 透き通った 緑

ああ きっと
私は ここから来たのだ
遺伝子の奥に しまい込まれた 記憶だろうか

言葉にならない感情が こみ上げてくる 

*************************

君はとっても小さいから
抱えきれなくなった 可愛いが
全身から はみ出しているよ
可愛いが 走る
可愛いが 跳ねる
可愛いが 回る

君はとっても小さいから
おさえ切れなくなった 可愛いが
潤んだ瞳から あふれるよ こぼれるよ
可愛いが 見つめる
可愛いが 訴える
可愛いが ねだる

君はとても小さいから
私のひざにちょこんと乗せたあごは
ちょうど可愛いの重さだ
ちょうど可愛いのぬくもりだ
可愛いが 安心しきっているよ
可愛いが まどろんでいるよ
可愛いが・・・・
可愛いが・・・・
可愛いが・・・・

*******************

6月19日

白百合が好きだった人
本当は看護師になりたかった人
その人が逝ったのは

紫陽花と 雨の 季節だった
貧しくとも 凛として生きたその人は
のれんも 看板も とっくに無くした 
平松屋の家を継いだ
引き継ぐ資産も 何も無い
平松屋を継いだ

その人が逝ってから 色んな事が起きました
その人が守り徹うした 箍が外れたのか
神通力が切れたのか
あちらこちらが 崩れて 行った様に思います

病床を見舞う その頃 古里の山 「吉の山」の遊歩道は
青 紫 白 の紫陽花に 彩られていました
今年も 雨に濡れた 吉の山に
紫陽花は色を 添えているのだろうか

気高く生きた その人は 母
親孝行は出来なかったし
親不幸は沢山した

何時の日か、そちらで会うときに 恥ずかしくない自分でいなければ
今日は 母の 命日です